スペイン語圏のニュースや履修者向け情報など

ラテンアメリカ教養講座 フィリピンとメキシコを結ぶ歴史に迫る

2023年5月10日 11時29分

21回ラテンアメリカ教養講座全4回(オンライン)フィリピンとメキシコを結ぶ歴史に迫る

 

かつてメキシコがスペインの支配下にあり、「ヌエバ・エスパーニャ」と呼ばれた16世紀から19世紀初頭まで、フィリピン諸島はその「ヌエバ・エスパーニャ」の統治下にあった。メキシコのアカプルコ港とフィリピンのルソン島のマニラ港を結ぶ太平洋航路では、「ガレオン貿易」が行われていた。フィリピン総督や修道士は、スペインからメキシコを経由して、マニラに赴任した。アジアの品々はマニラを出発し、アカプルコから陸路でベラクルスを経由して、スペインのセビーリャに運ばれた。約300年に及ぶこの貿易ルートにおいて、メキシコはヨーロッパとアジアの経由地に過ぎなかったのだろうか。今回の講座では、この疑問を出発点とし、講師の方々とともに答えを見つけてみたい。

 

 
日時:202362日より毎週金曜日(全4回)18:0019:00

主催:京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター

参加方式:Zoomによるオンライン 事前申込要

参加費:無料

申込み:https://forms.gle/SFPpbYKBabaMTFXu8

 

各講座のテーマと講師

1回 62日(金)「マニラのスペイン人」 立岩礼子(京都外国語大学)

2回 69日(金)「太平洋を渡った有田焼のチョコレートカップ」 野上建紀(長崎大学)

3回 616日(金)「メキシコとフィリピンのコロニアル建築をめぐって」 ホアン・ラモン・ヒメネス(滋賀県立大学)

4回 623日(金)「ココナッツの方舟―東から東へ」 宮原曉(大阪大学)

 


問合せ:京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター

615-8558 京都市右京区西院笠目町6

TEL:075-925-6853

E-mail:ielak@kufs.ac.jp

スペイン料理祭

2023年4月24日 13時17分

第7回 京都スペイン料理祭 in kokoka 京都市国際交流会館

【お酒は20歳になってから】
 京都内外から集まる人気のスペイン料理店やお酒のインポーターが25店舗以上も集結し、各店自慢の料理やお酒を提供します。スペイン産ビール・ワイン・カバ(発泡ワイン)・シェリー酒・ベルモットなど珍しいスペインからの輸入酒も豊富に揃います。
会場内には特設ステージが用意され、京都出身のフラメンコダンサーSIROCOプロデュースのフラメンコ&ベリーダンスステージや、ダンスや音楽ライブなど多彩なショーが華やかに展開されます。また、セミナー(有料)も開催予定です。


日時:2023年6月3日(土)、4日(日)※雨天決行
6月3日(土)11:00〜20:00
6月4日(日)11:00〜18:00
会場:kokoka 京都市国際交流会館
 京都市左京区粟田口鳥居町2-1
 地下鉄東西線「蹴上」駅から徒歩5分
入場料:無料
※飲食の購入には金券が必要
※参加費が必要となるセミナー企画あり
※スペインドリンク飲み比べチケット(5杯分)
                
チケットは、事前予約2,500円、https://forms.gle/Sf2PaxnqpjEasLpVAより購入可。当日購入は3,000円。


主催:京都スペイン料理祭実行委員会
共催:kokoka 京都市国際交流会館 
後援:α-STATION FM KYOTO

講演会 人新世におけるユカタン農民

2023年3月20日 20時56分

京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター
講演会「人新世におけるユカタン農民」

メキシコ国立自治大学社会学研究所教授エレーナ・ラソス・チャベーロ先生は、メキシコの先住民地域社会における、農業食糧分野の脆弱性に関する政治生態学、農業生物多様性の保全、食糧自給、ジェンダー、気候脆弱性等多岐にわたるテーマについて、開発人類学、開発社会経済学、生態学などの立場から数多くの本や論考を発表してこられました。今回の講演では、人新世におけるユカタン・マヤ族の農民が、気候や生態系の危機に対処する戦略を強化するために、自分達のものとは異なる宇宙観、農業や生態系の知識、価値観、利害関係を柔軟に利用していること、そしてそれを可能にしている社会政治的背景についてお話しいただきます。講演に続いてメキシコ国立自治大学文献学研究所マヤ研究センターの社会人類学者ホセ・アレホス・ガルシア教授に講演内容のコメントをしていただきます。


日時:2023年4月6日(木)17時00分~18時30分(日本時間)
主催:京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター
使用言語:スペイン語(通訳なし)
開催方式:Zoomによるオンライン形式 
参加費:無料 ※要事前申込み

講演者:エレーナ・ラソス・チャベーロ(メキシコ国立自治大学社会学研究所教授)

お問合せ:京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター
E-mail: ielak@kufs.ac.jp

展覧会 ラテンアメリカの民衆芸術

2023年3月13日 14時45分

展覧会「ラテンアメリカの民衆芸術」

あふれる色とはじける形、ラテンアメリカの民衆芸術の展覧会です。ラテンアメリカでは、民衆のつくる洗練された手工芸品を民衆芸術(スペイン語でArte Popular=アルテ・ポプラル)とよびます。北はメキシコから南はアルゼンチンまで、古代文明の遺物から現代のアート・コレクティブの作品まで、国立民族学博物館が所蔵する作品を中心に約400点のいろいろな民衆芸術作品を展示します。


会期:3月9日(木)~5月30日(火)
主催:国立民族学博物館
会場:国立民族学博物館 特別展示館
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:水曜日
観覧料:一般880円(600円)、大学生450円(250円)、高校生以下無料

■みんぱくゼミナール
民衆芸術―ラテンアメリカの人びとの創造力と批判力
[日時]:3月18日(土)13:30~15:00(13:00開場)
[場所]:本館2階 第4セミナー室 他
[講師]:鈴木紀(国立民族学博物館教授)
[定員]:180名
[参加]:無料、事前申込制(先着順)

記憶と抵抗のメディアとしての民衆芸術
[日時]:4月15日(土)13:30~15:00(13:00開場)
[場所]:みんぱくインテリジェントホール(講堂)
[講師]:鈴木紀(国立民族学博物館教授)
酒井朋子(京都大学准教授)
細谷広美(成蹊大学教授)※オンライン登壇
山越英嗣(都留文科大学准教授)
[定員]:400名
[参加]:無料、事前申込制(先着順)

■みんぱくウィークエンド・サロン―研究者と話そう
メキシコ絵画と民衆芸術
[日時]:4月2日(日)14:30~15:00(14:00開場)
[場所]:本館展示場(ナビひろば)
[話者]:鈴木紀(国立民族学博物館教授)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます)
[参加]:無料(要展示観覧券)

メキシコ、オアハカの版画運動
[日時]:4月30日(日)14:30~15:30(14:00開場)
[場所]:本館展示場(ナビひろば)
[話者]:長崎由幹(映像技術者/PUMPQUAKES)
清水チナツ(インディペンデント・キュレーター/PUMPQUAKES)
鈴木紀(国立民族学博物館教授)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます)
[参加]:無料(要展示観覧券)

アマゾンの聖人祭:在来の伝統とキリスト教の融合
[日時]:5月14日(日)14:30~15:00(14:00開場)
[場所]:本館展示場(ナビひろば)
[話者]:齋藤晃(国立民族学博物館教授)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます)
[参加]:無料(要展示観覧券)

■ワークショップ
モラ―:色紙をかさねて、先住民族グナのアート体験
[日時]:4月8日(土) 13:00~15:30(12:30~受付開始)
5月3日(水・祝) 13:00~15:30(12:30~受付開始)
[場所]:第3セミナー室(本館2F)、特別展示場
[講師]:鈴木紀(国立民族学博物館教授)
[定員]:13名
[参加]:500円(要特別展示観覧券/ただし、高校生以下は不要)、事前申込制(先着順)

■研究公演
ペルーアンデスの民衆の歌
[日時]:4月22日(土)14:00~15:40(開場13:30)
[場所]:みんぱくインテリジェントホール(講堂)
[出演]:イルマ・オスノ(ペルーアンデス地方の歌い手)、笹久保伸(ギタリスト)
[解説]:細谷広美(成蹊大学教授)※オンライン登壇
[司会]:鈴木紀(国立民族学博物館教授)
[定員]:400名
[参加]:無料(要展示観覧券)、事前申込制(先着順)

■みんぱく映画会
みんぱくワールドシネマ「ラ・ヨローナ 彷徨う女」
[日時]:5月27日(土)13:30~15:55(開場 13:00)
[場所]:みんぱくインテリジェントホール(講堂)
[解説]:鈴木紀(国立民族学博物館教授)
[司会]:菅瀬晶子(国立民族学博物館准教授)
[定員]:350名
[参加]:無料(要展示観覧券)、事前申込制(先着順)

■友の会講演会
ラテンアメリカの民衆芸術:キュレーションの挑戦
[日時]:5月6日(土)13:30~15:00(開場 13:00)
[場所]:本館第5セミナー室 ※オンライン配信あり
[講師]:鈴木紀(国立民族学博物館教授)
[定員]:90名
[参加]:会員無料(一般500円/一般は会場参加のみ)
         事前申込制(先着順/会員は会場参加の場合、事前申込不要)
※講演会終了後、講師とともに特別展を見学

シンポジウム 2030アジェンダ(SDGs)実現に向けて

2023年3月13日 14時24分

『2030アジェンダ(SDGs)実現に向けて:世界の先駆的実例から学ぶ』出版記念シンポジウム―世代から世代へ―

この3部構成のシンポジウムは、共同研究を通して得た知見を出版公開するだけでなく、次世代へとバトンタッチすることを趣旨とし、第1部で得た知見と経験を伝え、第2部でSDGs普及学生団体CLOVER会員200名の活動を共有し、第3部で助言し、さらなる活躍を応援し、皆でSDGsの普及を考えることを目標としている。


日時:2023年3月27日(月)13:00~15:00
主催:南山大学地域研究センター共同研究
参加費:無料
参加方式:Zoomによるウェビナー ※事前申込要
申込み:3月22日、9:00までに、以下フォームより
      詳細については、3月23日(木)に、ご登録いただきましたメールアドレスに返信

コーディネーターによる趣旨説明:淺香幸枝(南山大学外国語学部准教授)
挨拶とコメント:ロバート・キサラ(南山大学学長)
パネリスト:
二村久則(名古屋大学名誉教授)
堀坂浩太郎(上智大学名誉教授)
ジョン・シーランド(南山大学名誉教授)
二宮正人(サンパウロ大学法学部博士教授 兼 弁護士)
デヴィッド・M・ポッター(南山大学総合政策学部教授)
本田光(南山大学総合政策学部4年生、南山大学SDGs普及啓発団体CLOVER会長)
SDGs普及啓発団体CLOVER学生と協力の中高校生

講座 スペイン語圏に学ぶ家父長制批判のABC(全2回)

2023年3月13日 14時17分

連続講座 スペイン語圏に学ぶ家父長制批判のABC:搾取から女性解放論を考える(全2回)

 

スペイン語圏におけるフェミズムでは「搾取」が議論の中心の一つとして取り上げられる。そこでは、家父長制とは社会の中に張り巡らされた搾取のシステム全体を指し、家父長制の共犯者として国家が名指しで批判される。そして、女性の身体の主権に対する最も強力な国家権力の介入であることから、中絶の権利が重要な争点となってくる。

『キャリバンと魔女』の著者シルヴィア・フェデリーチの言葉である「女性の身体は資本主義の最前線である」を踏まえて、中絶合法化を目指す女性解放運動に関連するスピーチとテキストを取り上げ、そのボキャブラリーとロジックが日本語の家父長制批判に応用できるか検討してみたい。

 

テーマ:第1回 アルゼンチン:反植民地主義と身体
              第2回 スペイン:反資本主義と階級

 

日時:第1回 2023320()19:0021:00

           2回 2023424()19:0021:00

        (各回18:50開場、開会19:00

主催:ラテンアメリカ探訪(旧メキシコ学勉強会)(http://latinestudiar.web.fc2.com/

使用言語:日本語(スペイン語資料は日本語の試訳付き)

参加方式:Zoomによるオンラインイベント(後日オンデマンド視聴可)

参加費:各500

申し込み:Peatixより

                 第1回 https://tambo-latino185.peatix.com

                 第2回 https://tambo-latino186.peatix.com

 

話者:  エビハラヒロコ(イベリア書店事務員@Ramonbookprj


問い合わせ:土方美雄hijikata@kt.rim.or.jp

                      水口良樹 yokishi@river.dti.ne.jp

大河川を流れる時と人:アマゾン日本人移民史への招待

2023年3月3日 13時20分

JICAオンライン講演会

大河川を流れる時と人:アマゾン日本人移民史への招待

 

アマゾンと言えば、世界最大の流域と熱帯雨林、「禁断の楽園」、「緑の地獄」、「最後の未開地」といった想像力を掻き立てるイメージ、あるいは森林破壊や環境問題に関するニュースを思い起こす人が多いかもしれない。このような複雑で矛盾したイメージを持たれた地域には、おおよそ100年前から日本人移民が入り、現在でも日系人が各地で暮らしている。今回のオンライン講演会では、この地域の特徴に注目しながら、ブラジルを中心としたアマゾンにおける日本人移民の歴史を紹介。アマゾンと世界とのつながりや、農業、社会や文化の中で日系人が果たしてきた役割を考える。

 

日時:2023317日(金)19:0020:00(日本時間)

主催:JICA横浜海外移住資料館

使用言語:日本語

参加費:無料

参加方式:オンラインアプリZoomを使用 事前申込要

申込み:https://forms.office.com/r/g5m3fFr9cqより(申込み後の自動返信なし。)

定員:500名(先着順)

当日使用するZoomURLは、イベント開催日の1営業日前に連絡。もし届かない場合は、JICA横浜 海外移住資料館(Tel: 045-663-3257E-mail: jicayic_jomm_info@jica.go.jp)まで。

 

詳細:https://www.jica.go.jp/jomm/event/2022/2022112502.html

 

 

講師:FacundoGarasino(ファクンド・ガラシーノ)、JICA緒方貞子平和開発研究所研究員

アルゼンチン、ブエノスアイレス州出身。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程を2020年に終了。同年10月から現職。日本人移民の歴史を軸として近現代の日本とラテンアメリカの歴史的な関係やつながりについて研究している。最近ではとりわけ、ブラジル・アマゾンにおける日本人移民の歴史から見た両国の社会、政治や経済に関心を持っている。最近発表した論文として、Japan’s Last Colonial Frontier: Settler Migration, Development andExpansionism in the Brazilian Amazon’ in Yasuko Hassall Kobayashi andShinnosuke Takahashi (eds), Transpacific Visions: Connected Histories of thePacific across North and South, Lexington Books, 2021がある。


米州開発銀行ウェビナー

2023年2月9日 18時04分
米州開発銀行ウェビナー
ラテンアメリカとカリブの高齢化:高齢者に対する社会保障と生活の質

米州開発銀行(IDB)ソーシャルセクター(社会局)により発表されたレポート「ラテンアメリカとカリブの高齢化:高齢者に対する社会保障と生活の質」に関するウェビナーがオンライン形式で開催されます(日英韓同時通訳付)。

 

本レポートは、近年、LAC地域で進展する高齢化に焦点を当て、現状の分析とあわせて高齢者の生活の質を維持するための社会保障及び制度構築について、財政面も含めて考察し、今後の指針を提示するものです。IDB社会局では、高齢化の進展という課題を共有する日本の経験を今後のLAC諸国への支援に活かすために、ウェビナーを開催します。


日時:2023年2月22日(水)9:00~10:00(日本時間)
主催:米州開発銀行(IDB)アジア事務所
使用言語:日本語及び英語(日英韓同時通訳付)
参加費:無料
参加方式:Zoomによるウェビナー ※事前申込要
申込み:2月21日までに下記より

案内PDF:IDBウェビナーご案内「ラテンアメリカとカリブの高齢化:高齢者に対する社会保障と生活の質」


参考:IDB社会セクター局によるレポート「ラテンアメリカとカリブの高齢化:高齢者

に対する社会保障と生活の質」は以下リンクよりダウンロード可能

https://publications.iadb.org/en/aging-latin-america-and-caribbean-social-protection-and-quality-lifeolder-persons


問い合わせ: IDB アジア事務所 笠井(merik@iadb.org/03-6756-7549)

神戸大学ラテンアメリカセミナー

2023年1月23日 16時32分
関連イベント

神戸大学ラテンアメリカセミナー
Brazil—Japan Cooperation: From Complementarity to Shared ValueSpringer社出版記念講演

日時:2023年1月27日(金)21:00~23:45(日本時間)
参加方式:ウエビナーURL ※参加費無料・事前申込不要
使用言語:英語/ポルトガル語(通訳なし)

神戸大学経済経営研究所ラテンアメリカセミナーとブラジリア大学グローバルスタディズセンターは日本ブラジル関係に関するBrazil—Japan Cooperation: From Complementarity to Shared ValueSpringer社の出版を記念し、Book Launch Seminarをオンラインで開催します。

この本のテーマは、技術・資本力と天然資源という強い相補性に基づいて発展してきた日本ブラジル関係が、両国の経済・社会構造の変化を受けて、新たな地平を切り開くために共有する価値を共に創造してゆくパートナーとして発展する転換の視点です。各章では、地球環境、グローバルヘルス、アフリカを念頭に置いた国際開発といったグローバルな課題での協力や、日系人定住化から学ぶ多文化共生社会への課題や、格差社会ブラジルに必要な質の高い労働創出に資する日本のカイゼンの概念の普及などの二国間関係が取り上げられています。オンラインで日本とブラジルから執筆者が各章の主な内容をご紹介します。

本は出版社HPよりダウンロード(無料)、あるいは印刷本の購入(有料)が可能です。

講演会案内パンプレット[PDF]