ラテンアメリカなるほどトーク
2024年第1回「日本の古典をスペイン語の世界へ―翻訳の苦労と楽しみ―」
本年度第1回目の「ラテンアメリカなるほどトーク」は、「日本の古典をスペイン語の世界へ―翻訳の苦労と楽しみ―」という文化と教養にあふれたテーマを取り上げる。
講師の伊藤昌輝氏は、1941年生まれで、外務省に入省、マイアミやリオデジャネイロ総領事、ホンジュラス大使、ベネズエラ大使を務め、退任後は、一橋大学客員教授、ラテンアメリカ協会副会長、日本ベネズエラ協会会長を歴任。その間、訳書として『コルテス報告書簡』(法政大学出版局)など様々な翻訳を手掛けた。日本の古典を広くスペイン語圏に普及すべく、数多くの古典作品、例えば、『方丈記』、『閑吟集』、『梁塵秘抄』、『芭蕉文集』、『世間胸算用』、『小倉百人一首』、『一握の砂』、『悲しき玩具』、『ローマ字日記』、『土佐日記』等)を翻訳、日本、スペイン、アルゼンチンおよびベネズエラにおいて出版されている。
今回は、伊藤氏が30年間に及ぶ中南米での外交官としての生活を終えた後、どうして日本の古典のスペイン語訳に専念する気になったのか、なぜ上述した作品を翻訳することにのなったか、それぞれの作品の紹介、翻訳や出版の際に苦労した点等について語っていただく。
日本文化の世界、とりわけスペインやラテンアメリカへの普及に関心のある方、スペイン語の学習に関心のある方、文化力・教養力のアップを目指したい方、駐在員の方で日本文化を現地で語りたい方は是非ご参加を。
日時:2024年4月18日(木)21:00~22:30(日本時間)
開催方法:オンライン(Zoomビデオウェビナー) ※要事前申し込み
申し込み:https://latin-america.jp/seminar-entry
(申込期限:2024年4月15日)
主催:一般社団法人 ラテンアメリカ協会
参加費:無料
講師:伊藤昌輝氏(元ベネズエラ大使)
「日本の古典をスペイン語の世界へ―翻訳の苦労と楽しみ―」
問い合わせ:一般社団法人ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel: 03-3591-3831
E-mail: info@latin-america.jp
JICA中南米2所長報告会―ブラジルとホンジュラス―
JICA(国際協力機構)は、中南米(ラテンアメリカ・カリブ)地域33か国のうち23か国に拠点を設け、現場のニーズを収集・分析しながら、日系企業を含む多様なパートナーと連携しつつ、技術協力、資金協力、民間連携事業、ボランティア派遣など、さまざまな国際協力を行っている。
「グローバルサウス」と称される国々が台頭する国際社会でプレゼンスを高めているのがブラジル。2024年はG20の議長国として、貧困・飢餓の解消と社会包摂、そして気候変動を含む持続可能な開発等に優先的に取り組むとしており、ルーラ大統領の手腕が問われる年でもある。また、近年、中南米諸国と中国の経済的な相互依存関係は一層強まっている。こうした状況下、20223年、台湾と断交し中国との外交関係を樹立したのがホンジュラス。米中対立が深まる中、中南米地域は国際社会におけるパワーバランスの変革の時期に直面していると言え、両国の今後の開発の行方が注目される。
ブラジル、ホンジュラスの現場で陣頭指揮をとる所長を講師として迎え、それぞれの国で体感した社会、経済等の実態に加え、活動状況、協力の方向性についての報告会が開催される。
日時:2024年4月16日(火)10:00~11:30(日本時間)
開催方法:オンライン(Zoomビデオウェビナー) ※要事前申し込み
申し込み:https://latin-america.jp/seminar-entry
(申込期限:日本時間 2024年4月11日)
参加費:大学院・大学生は無料
主催:一般社団法人ラテンアメリカ協会
講師:JICAブラジル所長 江口雅之
「コロナ禍からG20に至るブラジルでの3年間を振り返る」
JICAホンジュラス事務所長 篠克彦
「ホンジュラスは何処へ行くのか。JICAに何ができるのか。」
詳細:JICA事務所長報告会_ブラジル_ホンジュラス.pdf
問い合わせ:一般社団法人ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel:03-3591-3831
E-mail:info@latin-america.jp
京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター・ブラジルポルトガル語学科
シンポジウム「ブラジルの貧困女性とリプロダクティブ・ヘルス/ライツ」
本シンポジウムでは、「母子保健」に関する疫学研究の第一人者である津田塾大学の三砂ちづる教授を迎えての基調講演に続き、本学の他機関共同研究「ブラジルの人種とジェンダー」のメンバーが発表し、最後にパネルディスカッションを行う。ブラジルの貧困と女性のリプロダクティブヘルス/ライツの問題がどのように関わっているのか明らかにしたい。
日時:2024年3月9日(土)13:00~16:00
場所:京都外国語大学452教室 ※申込不要
参加費:無料
詳細:https://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=pdxVYCWL
シンポジウムプログラム
司会:渡会環(愛知県立大学)
基調講演:三砂ちづる(津田塾大学)
発表:伊藤秋仁(京都外国語大学)/奥田若菜(神田外語大学)
パネルディスカッション
モデレーター:フェリッペ・モッタ(京都外国語大学)
パネリスト:三砂ちづる/住田育法(京都外国語大学名誉教授)/伊藤秋仁/奥田若菜
問い合わせ:京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
E-mail: ielak@kufs.ac.jp
スペイン映画『瞳をとじて』
今もなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作を発表。長い沈黙を破り描かれるのは元映画監督と、謎の失踪を遂げたかつての人気俳優ふたりの、記憶をめぐる 【人生】と【映画】の物語。詩情豊かに綴られるワンシーン・ワンカット、そしてラストに待ち受ける映画の始まりと未来を繋ぐ、圧倒的映画体験。ビクトル・エリセ監督のまなざしは今、私たちに向けられる——。
京都シネマ、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、シネ・リーブル神戸では2月9日上映予定。
原題:Cerrar los ojos
監督:ビクトル・エリセ
出演:マノロ・ソロ、ホセ・コロナド、アナ・トレント
製作年/国:2023年/スペイン
上映時間:169分
JETROアジア経済研究所
オンライン講座「ピンクタイドから変化するラテンアメリカ」
このうち、論稿4本、現地報告1本に関して、執筆者自身が概要を解説するオンライン講座「ピンクタイドから変化するラテンアメリカ」を開催する。
日時:2024年2月6日(火)10:30~12:00
開催方法:オンライン(Zoomビデオウェビナー)※要事前申し込み
(申込期限:2024年2月2日13:00)
参加費:無料
講演内容・講師
10:30 『ラテンアメリカ・レポート』Vol.41, No.1の概要の紹介
近田亮平(アジア経済研究所)
10:35 「エクアドル臨時大統領選挙とノボア新政権の成立」
木下直俊(公益財団法人 国際金融情報センター)
10:45 「野党の票が分裂した2023年パラグアイ大統領選挙―最大野党リベラル党の弱体化とポピュリズムの登場」
田中秀一(一橋大学大学院法学研究科博士課程)
10:55 「チリにおける新しい右派政党「共和党」の出現と台頭」
三浦航太(アジア経済研究所)
11:05 「チリの「国家リチウム戦略」に見る新しい産業政策」
北野浩一(アジア経済研究所)
11:15 「ウルグアイにおける路上生活者問題と渇水問題―ポストコロナ禍のモンテビデオ現地報告」
中沢知史(立命館大学言語教育研究センター)
11:25 休憩
11:35 質疑応答
京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター
第23回ラテンアメリカ研究講座「潮と風に運ばれた人々:ラテンアメリカ世界を巡る『グローバル経済圏』の形成と変容を考える」
京都外国語大学ラテンアメリカ研究センターでは、先スペイン期から19世紀に至るヒトやモノの動きが、太平洋と大西洋を挟む「ラテンアメリカ世界」におけるグローバル経済圏の構築、維持にどのような影響をもたらしたかを議論をする研究講座を開催する。
日時:2023年12月9日(土)13:30~17:30
参加方法:Zoomによるオンライン形式
参加費:無料 ※要事前申し込み
問い合わせ:京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
TEL: 075-925-6853/Email: ielak@kufs.ac.jp
4月から8月までスペイン語コース、9月(4週間)にビジネススペイン語コースを受講して、10月から12月の3ヶ月間、サンティアゴ・デ・コンポステーラのスペイン企業で職業体験を行うというユニークなプログラムの説明会が開催されます。
詳細は以下のPDFを参照してください。
スペイン語+インターンシップ説明会案内.pdf
ルイ・ロペス・ヌッサ率いるキューバンジャズグループの新作『Versiones de La Academia』リリース~世界に届ける音楽のフェアトレード:キューバ音楽への扉を開く~
キューバ発のアフロキューバンリズムとジャズが融合した楽曲を発信し続けるルイ・ロペス・ヌッサ&ラ・アカデミア(Ruy López-Nussa y La Academia)が、新作カバーアルバム『Versiones de La Academia(ヴェルシオネス・デラ・アカデミア)』を2023年11月1日にデジタル配信しました。デジタル音楽は完全無料でお楽しみいただけます。
https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_ltFkKxRt6EtQympwlRwbNsNuQk3FPaKo4
ルイ・ロペス・ヌッサ&ラ・アカデミアは、キューバのトップドラマー兼打楽器教師、ルイ・ロペス・ヌッサが率いるキューバンジャズグループです。今回のアルバムは世界中の有名曲をキューバンジャズのアレンジでお届けしています。さらに、アメリカンジャズの名曲も収録されており、キューバンジャズとの相性も抜群です。
アルバム情報
アーティスト名:Ruy López-Nussa y La Academia
作品名:Versiones de La Academia
配信開始日:2023年11月1日
フォーマット:デジタル配信
レーベル:studio iota label
品番:iota-044
収録曲数:全6曲
このアルバムは、日本を経由してリリースされる特別なプロジェクトです。メキシコ在住のドラム奏者Zin Atrevido Hitoshiが、CDを手で運び込んだことから始まりました。配信はstudio iota LLC.の前田紗希が担当し、音楽のフェアトレードのコンセプトに掲げ、インターネット環境の未発達な国で輝く音楽を世界中に届ける使命を果たすプロジェクトとして進行しています。さらに、オウンドメディアとの協力により、人類学にとってかなり新規となるキューバ音楽のリズムを細部まで解説した特設ページも用意されています。
◆特設ページ
キューバのリズム考察:アフリカ、アメリカ、キューバへ音楽探求の旅~リズムへの情熱が導いたルイ・ロペス・ヌッサ氏との運命の出会い~
https://iotabi.com/cubanjazz
音楽視点の世界旅行 | キューバ編 |キューバの音楽家について。多彩なリズム、シンコペーション、文化の融合、圧倒のドラムレッスンに出会う
https://iotabi.com/ruylesson
上智大学イベロアメリカ研究所
トークセッション「コロンビアにおける女性作家の道程(El camino de las escritoras en Colombia)」
コロンビアの作家、ピラール・キンタナ(Pilar Quintana)氏を囲んでトークセッションを開催します。キンタナ氏は、2021年に上梓された『深淵(Los abismos)』でアルファグアラ小説賞を受賞、コロンビア文化省刊行の「コロンビア女性作家文庫」全18巻の編集責任者でもあります。対談相手は2017年に上梓された『雌犬(La perra)』を邦訳された村岡直子氏です。
講師:ピラール・キンタナ(作家)、村岡直子(翻訳家)
司会:幡谷則子(上智大学外国語学部教授)
日時:2023年12月5日(火)17:30~18:30(日本時間)
開催方式:Zoomミーティングによるオンライン開催
料金:無料 ※要事前申込
申し込み:下記URLより(申込期限は12月4日23時00分まで)